逓増定期保険の取扱
逓増定期保険とは
本来法人契約の定期保険は全額損金算入が原則です。
しかし逓増定期保険とは、保険期間中に保険金が増えていく保険です。
保険料は保険期間中一定額となるため、当初の保険料は保険金額に対しては割高となり、前払いの性格を有している保険です。
税務上の取り扱い
①保険期間満了時における被保険者の年齢が、80歳を超え、かつ加入年齢+保険期間の2倍に相当する数の合計が120を超える場合は1/4だけ損金算入を認める。
②①に該当しない場合で、保険期間満了時における被保険者の年齢が、70歳を超え、かつ加入年齢+保険期間の2倍に相当する数の合計が95を超える場合は1/3だけ損金算入を認める。
③①及び②に該当しない場合で、保険期間満了時における被保険者の年齢が、45 歳を超える場合は、1/2だけ損金算入を認める。
④上記①~③に該当しない場合は全額損金算入を認める。