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内容証明(その2)   


今回は内容証明の形式面と郵送方法について解説します。

内容証明は、①紙で送る通常の内容証明と、②電子内容証明があります。

①紙で送る通常の内容証明の場合

字数は1ページ520字以内と決まっています。

また、縦書きの場合には1行20字以内、1ページ26行以内です。横書きの場合も同じく、1行20字以内、1ページ26行以内が一般的です。

枚数の制限はありません。

料金は、1枚430円で2枚目以降は1枚につき260円加算されます。

その他に、通常の郵便料金と一般書留の料金が必要になります。

また、通常は配達証明も付ける事が多いです(差出時に付す場合には310円)。

配達証明とは、いつ相手方に到達したのかを証明するものです。

隔地者に対する意思表示は到達主義(到達した時に効力を生ずる、民法97条1項)が採用されていることから、受取人にいつ到達したのか証明するために必要です。

内容証明はどの郵便局でも受け付けている訳ではありません。

郵便認証司が勤務している規模の大きな郵便局に行って手続をする必要があります(日本郵便のホームページに各郵便局の取扱業務が載っています)。

内容証明で送る文書を3通、受取人の住所宛名・差出人の住所氏名を書いた封筒1通及び訂正に備えて差出人の印鑑を用意して郵便局の窓口で手続をします。

②電子内容証明の場合

電子内容証明サービス(e内容証明)のホームページにて利用者登録をすれば24時間いつでも内容証明を送ることが可能です。

ワープロソフトで文章を作成し、インターネットを通じて、内容証明を送ることができます。

字数も大幅に緩和されており、A4用紙に規定の余白を空ければ、書けるだけ書いて構いません(字の大きさは10.5pt以上必要です)。

料金は以下のとおりです。

基本料金82円

電子郵便料金1枚目15円(2枚目以降5円追加)

内容証明料金1枚目375円(2枚目以降353円)

謄本送付料金298円

一般書留料金430円

配達証明料金310円

電子内容証明は手軽に利用できますが、印鑑を押すことができないので、内容証明の重々しさは失われてしまいます(この点は差出人の好みだと思います)。

私自身は、電子内容証明を利用することもありますが、紙で内容証明を出すことの方が多いです。